教育分野のタブレット関連市場、5年後は3倍に--IDC予測

山田竜司 (編集部) 2014年03月07日 15時42分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanは3月6日、国内教育分野でのタブレットソリューション市場の動向調査結果を発表した。2013年の同分野でのタブレット出荷台数は25万台になったという。

 2013年のタブレットソリューション市場の売上額は260億円。ここでのタブレットソリューションは、タブレット本体に加えて、導入での付帯設備、アプリケーションなども含んでいる。学校の場合、電子黒板や充電保管機、LAN設備、デジタル教科書、コンテンツ、校務支援システム、運用保守支援サービスなども含まれている。

 教育分野のタブレットの出荷台数は2014年に43万台、2013~2018年の年間平均成長率(CAGR)は38.7%とし、 2018年には128万台と予測。教育分野のタブレットソリューション市場の売上額は2014年に302億円、2013~2018年のCAGRは23.9%で、2018年には759億円と予測した。

 ウェブアンケート調査でタブレットの導入状況を学校の教職員に聞くと、「導入済」9.8%、「導入予定」20.4%、「導入予定なし」53.1%、「知らない」16.7%という結果だった。

 「導入予定なし」と回答した校長や教頭にその理由をたずねると「使わせたいが予算がない」との回答が66.0%と6割を超え、逆に「ICTを使う必要性を感じない」の回答は4.3%と少ない。IDCは、導入予定がないと回答していても、政府や自治体などのサポートで予算が確保できればICTやタブレットの導入へかじをきる可能性が高いことがうかがえるとした。

 IDCは、タブレットは学校よりも塾や予備校、通信教育で需要が高いと指摘。また「通信教育で利用されているタブレットは、1万円前後と安価だが、自社開発で教育分野に特化して作り込んでいる」と説明し、ITベンダーが学校での需要を取り込むためには「通信教育分野のタブレットソリューションのノウハウを吸収すべき」と提言している。

 同調査は、1月に学校の教職員、塾や予備校の講師、学校に通う子供がいる親を対象にウェブアンケートを実施、教育分野のタブレット端末の導入状況、意向についてまとめている。


2013~2018年 国内教育分野におけるタブレットの出荷台数予測(IDC調査)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算