さまざまなワークステーション、同社のシンクライアントWyseを利用し、デスクトップ、ノートPC、タブレットからアクセスできる。ISV側ではSiemens PLM Software、Autodesk、PTC、Dassault Systemsが認定済み。顧客はこれを利用して、プロトタイプや概念実証を迅速に行い、迅速にワークステーションの仮想化を進めることができるという。

データセンターに設置している「Dell Wyse Datacenter for Virtual Workstations」のサーバ群
認定ISVパートナーの1社であるDassault Systemsの子会社で3D CAD「SolidWorks」を提供するSolidWorksの製品開発担当ディレクター、Vajrang Parvate氏は「仮想化技術は新しくはない。だが技術革新が進んで性能面で妥協する必要がなくなった」と述べる。顧客からの需要は増えており、Dellと共同で複雑になりかねないワークステーション仮想化ソリューションをシンプルに提供できるとした。
CoEは、Dellが当地に構えるDell Solutions Center内にオープンしたワークステーション仮想化に特化した検証センター。IntelとNvidiaの協賛を受けている。まずは、同社のワークステーション顧客の多くを占める石油/ガス、メデイア/エンターテインメント、2/3Dアプリケーションなどを評価できるという。顧客は施設に訪問して利用することもできるし、遠隔からの検証も可能。それだけでなく、ISVも機器にアクセスして既存アプリの認定のほか、自社のコンセプトを試すこともできるという。

「Workstatioin Virtualization Center of Excellence(CoE)」のテープカットには、IntelとNvidiaとDellで行った。