マイクロアド、行動履歴解析基盤強化--Hadoopディストロ「Pivotal HD」活用

NO BUDGET 2014年03月18日 18時57分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ネット広告プラットフォームサービスを提供するマイクロアドは、新しいデータ分析基盤としてHadoopディストリビューション「Pivotal HD」とPivotal HDにSQLでアクセスできるオプション「HAWQ」を利用している。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が3月18日に発表した。

 マイクロアドはサイトの利用者が過去に閲覧したページなどの行動履歴データを解析し、広告主に最適なユーザーを探し出して広告を配信する行動ターゲティングを展開。直近のデータをデータウェアハウス(DWH)に格納、それ以外をHadoopに蓄積している。

 これまで使っていた解析ツールの都合から行動履歴データの分析、閲覧は、主にDWHのデータを対象としており、Hadoopに蓄積しているデータの利活用は限定的だった。Hadoopで行っていた一部の分析も処理時間の長さが課題となっていたという。

 Pivotal HDは、開発が進む「Apache Hadoop 2.0」がベース。一元的な構成管理、監視を実現する機能、仮想基盤上のHadoopを最適化する機能が追加されている。オプションのHAWQは、Pivotal HD上で稼働するANSI SQLに対応するデータベースエンジン。HadoopのデータにSQLでアクセスできる。

 PivotalジャパンとCTCでは、Pivotal HDとHAWQを2013年11月から検証。マイクロアドは、この2月から稼働させている。Pivotal HDとHAWQの導入は国内で初という。Pivotal HDとHAWQを導入することで、マイクロアドが使っている分析パッケージを変更することなく、最大70倍程度の速さで分析できるという。

 マイクロアドにとっては、データ分析範囲の拡大と分析に必要な時間の短縮で従来よりも多くの分析を試すことができるようになり、新たな商品やサービスの開発に取り組めるようになったと説明している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算