NTT Com、PBXのクラウドサービス--スマートフォンを内線化、無料で通話可能に

田中好伸 (編集部)

2014-03-31 17:06

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、4月1日から宅内交換機(PBX)や内線機能をクラウドから提供する「Arcstar Smart PBX」を開始する。3月31日に発表した。

 Arcstar Smart PBXはPBXの機能のほかに、ビジネスフォンで利用される小型の電話交換機(ビジネスフォン主装置)の機能も提供する。クラウド化することで設備の購入や更改、保守などの費用が不要になるとともに、機器を設置するスペースの確保や管理も不要になる。

 PBXやビジネスフォン主装置の各種設定は、ウェブサイトで変更できる。番号数や同時接続数を必要な時に必要な分だけ利用するといったことも可能になる。

 Arcstar Smart PBXを複数拠点に導入すれば、拠点間で内線通話ができる。スマートフォンに専用アプリをインストールすると、スマートフォンを内線化できる。外出先のスマートフォンからオフィスの電話に内線で通話でき、通話料は無料となる。

 今回のサービスはPCでも利用できる“デバイスフリー”という。利用人数分の電話機を購入する必要がないことから、費用を抑えられると説明。サービスを利用するための回線は、3GやLTE、無線LANなどに対応することでアクセスフリーと表現している。

 税別の料金は、月額基本料が内線グループごとに5000円、内線番号の利用料が500円、内線グループごとの新設工事が1万円となっている。今回のサービスは、外線IP電話サービス「Arcstar IP Voice」や企業向けIP電話アプリ「050 Plus for Biz」と組み合わせることもできる。

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