モノのインターネットの衝撃

モノのインターネットとガバナンス--ルールづくりのために - (page 3)

河野省二(ディアイティ)

2014-04-30 07:30

モノのインターネットとガバナンス

 事故の被害を最小限にするためには、すべてのデバイスやそれに含まれるデータを管理する必要があります。多くのデバイス管理には手間がかかります。確認に1カ月かかるとすれば、その間に大きな事故につながる可能性もあります。管理の効率を上げるにはどうすればよいでしょうか。

 考え方の1つとして有効なのは一元管理できるようにインタフェースを統一することです。共通の管理アプリケーションなどを利用すれば、管理は比較的容易になるでしょう。

 ただし、ネットワークに接続されていないものはリアルタイムに管理することができません。個別の機器のログなどを定期的に吸い上げ、それを集約することで管理することができるかもしれませんが、できる限り短い期間で実施する必要があります。

 前回は、インターネットに接続されるモノはファイアウォールなどで分離されたネットワークから接続することが望ましいと解説しました。このネットワークの範囲であれば管理はしやすいと言えます。

 何らかの方法で所有しているものをすべて管理をすることを目標に、ネットワークや機器を構成していく必要があります。

家庭内ネットワークの管理

 では、家庭のテレビや冷蔵庫などは、どう管理すべきでしょうか。

 国内でも普及が始まっている家庭内ネットワークを管理するコンソールを使うのが一案です。これに対応しているデバイスを用意することで、一元的な管理ができ、異常を検知できる可能性が高まります。

 他にもスマートフォン対応の管理ツールなどを使って、いつでもアラートを出せるようにしておくのも有効です。

 これからのデバイス選びについては、ネットワーク上で管理できるものを選ぶというのもいいでしょう。事故を未然に防ぐために、異常を管理できるよう準備するのです。

 このように考えていけば、将来的にはネットワーク上のデバイスを管理するための基準が策定され、デバイスを一元的に管理できます。

 ホームセキュリティの端末などもネットワークで接続されており、これを基盤にした管理ができる可能性があります。Wi-Fiルータ機能などを持った、ホームセキュリティの集中管理端末などが活躍する時代になるのかもしれません。

 自分が管理をするのではなく、管理を専門家に任せることで、事故を未然に防ぐことができる環境を家庭内でも構築できるようになるでしょう。

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