中国が、同国のブロードバンド市場において民間企業による投資を認める計画を発表した。同分野の自由化を早めるための取り組みの一環だ。
China Timesの報道によると、中国の情報産業部は、ブロードバンド市場における民間資本の投資を認め、2014年末までに初のパイロットプログラムを導入する予定だと述べたという。この動きは、中国の3大ブロードバンド事業者China Mobile(中国移動通信)、China Unicom(中国聯合通信)、China Telecom(中国電信)による現在の3社独占状態に終止符を打つものになる。
情報産業部電信研究院のCao Shumin院長はこの報道の中で、中国政府が民間資金を通じてブロードバンド市場の成長を推進することに強い意欲を示していると述べた。また、世界貿易機関(WTO)の枠組みの下で、中国の電気通信サービス市場をさらに開放するための交渉が続く見込みである中、民間部門との競争を認めることも必要とみられていた。
China TelecomのゼネラルマネージャーであるYang Jie氏は、民間投資が国内の3事業者に対する財務面の負担を緩和する手助けになり得るとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。