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アップルvsグーグル--数字で見る巨人の戦い - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2014-04-16 07:30

 Googleが今後より多くのハードウェアを販売することを狙っているとしても、その収益の変動の大きさは、Appleと同じ水準まで到達することは決してないだろう。Gartnerのアナリスト、Van Baker氏によれば、GoogleはOSでマーケットに種まきをしているのであり、これによって多くの人がGoogleのサービスを使い、多くの広告が売れるようにしているのだという。したがって、今後も広告からの収益は、Googleの収益全体を伸ばすための基礎であり続ける可能性が強い。

 一方Appleにとっての課題は、同社は以前からテレビとスマートウォッチに取り組んでいるとうわさされているにもかかわらず、2010年にiPadを投入して以来、新たな製品カテゴリを創出できていないということだ。

 「新製品を発売できない状態が長くなるほど、多くの人がAppleがイノベーションを起こす能力を疑うことになる」とBaker氏は言う。

トップ争い


 その企業にどれだけの価値があるかを理解するために、多くの人はその企業の株価を参照する。もちろん、株価は常に変動している。本記事執筆時点では、Appleの株価(APPL)は528.39ドルであり、Googleの株価(GOOG)は1株当たり1200.93ドルもの数字をつけている。

 しかし、株価だけではその企業の価値を計ることはできない。株価と同時に発行済み株式数を考慮に入れる必要があり、これによって株式時価総額が導き出される。最近では、Appleの時価総額は「iPhone 5」が発表された2012年の第3四半期にピークを迎え、翌年には急落したが、今は再び上昇しつつある。この数年間のAppleの成績は過去にないものだが、同社が過去10年間の勢いを今後も維持できるかどうかは不透明だ。

 「Appleは劇的な成功を収めているが、同社が今後もこれを維持できるかどうかについては、疑う向きもある」とGillett氏は言う。

 一方Googleは、プライバシーに関する姿勢に批判を浴びながらも、最近2年間で着実に時価総額を伸ばしている。Steve Jobs氏を失った後、イノベーションを起こし続ける能力に疑問の目を向けられているAppleとは違って、「Google Glass」、「Tango」、「Ara」などのプロジェクトは、Googleがリスクを取ることを恐れていないことを示してきた。

 「Googleは確かに、イノベーションを牽引する能力を示してきた」とBaker氏は述べている。

 Appleのイノベーションは死んだわけではないが、まだ「iPod」、「iPhone」、「iPad」のような新たなブレークスルーを伴う、革新的な製品を発表するには至っていない。両社とも、定期的に新興企業を買収し、自社の提供する商品ラインアップを再活性化しようと試みている。

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