プラグラムは4月15日、タブレットを活用したPOS(販売時点管理システム)レジ「スマレジ」に中小店舗向けにRFIDを活用した値札で在庫を管理する機能を9月にリリースすると発表した。この機能のリリースに先立ち、モニター企業の募集を開始した。
スマレジは2011年から提供されているクラウドPOSシステム。iPadなどのタブレットを利用し、ネット経由で利用することで、大型レジスターや店舗サーバなどを不要とした。
低価格で手軽に導入できることに加えて、複数店舗のリアルタイム売上一括管理、棚卸や店舗間移動にも対応する本格的な在庫管理機能をオプションとして用意するなど、顧客管理や在庫管理、勤怠管理などの機能拡張が進められており、総合的な小売飲食業向けシステムとして活用できるという。
リリース予定のRFID在庫管理機能は、そうした機能拡張の一環。RFIDを埋め込んだ値札とiPad用RFIDリーダーで非接触で商品情報を識別、商品情報はスマレジの在庫管理機能で在庫を棚卸できる。
主流であるバーコードスキャンより迅速に商品情報を読み取ることができ、棚卸や商品管理の手間を削減できるという。iPhone/iPad用RFIDリーダーは近年、低価格化が進んでおり、導入の初期コストも従来より抑えられると説明している。
同社では、スマレジを使った在庫管理とRFID値札への切り替えをサービスパッケージ化することで、より店舗運営を簡略化し、効率化を進められると考ているという。
モニター募集は「アパレルや小売業でバーコードで品番管理している」「スマレジと在庫管理オプションを利用中または利用予定」「在庫管理に困っている」「新機能についてのインタビューやフィードバックに協力可能」といった条件が付けられている。応募締め切りは4月末日まで。