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マイクロソフトのナデラCEOが成し遂げた6つの功績

Mary Branscombe (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2014-04-18 07:30

 われわれが今日目にしているMicrosoftは、5週間という短い期間で築き上げられたものではない。しかし、新しい最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏が同社で成し遂げてきていることは数多くある。


前CEOのSteve Ballmer氏(左)と、現CEOのSatya Nadella氏
提供:Microsoft

 Microsoftは新たなCEOのおかげで勢いを盛り返してきている。Satya Nadella氏が同社を活性化しているのは間違いなく、先の「Build 2014」カンファレンスでの製品開発チームの意気込みも素晴らしいものだった。また、Nadella氏のCEO就任後2カ月目にして同社の株価の上げ幅が拡大したのは、同氏がMicrosoftで成し遂げてきた成果を知っている人にとって、不思議なことでもなんでもない。それでは、鏡の国のアリスに登場する「白の女王」の気分になって、Nadella氏がMicrosoftで成し遂げてきた6つの不可能とも思えるものごとを見てほしい。

#1:販売からエンジニアリングへと舵を切った

 Nadella氏はSun Microsystemsを経て、Microsoftに入社した。Microsoftでの最初の仕事はWebTVプロジェクトだった。このプロジェクトは、非技術者向けの安価なコンピュータを用いたサービスから、テレビのインターネット接続を目的としたセットトップボックスを用いたサービスへと変わり、後にはその壮大なビジョンとともに発案者を失うことになった。MicrosoftがWebTVを買収したのは、米司法省が同社との訴訟問題を再び繰り広げようとするのを食い止めた1997年のことであり、同プロジェクトの幕が下りたのはAppleが「Apple TV」を軌道に乗せた2013年のことであった。このプロジェクトの拠点がシリコンバレーにあったおかげで、Microsoftは同地に進出したものの、リビングルームに進出するという夢は果たせなかった。また、このプロジェクトはMicrosoftでの経歴として、必ずしも輝かしいものではなかった。

#2:Microsoftのウェブ検索を救った

 「Cortana」のビジュアルが好きだって?「Xbox One」の音声制御を愛用しているって?CortanaやXbox Oneの音声制御はいずれも、同社の「Bing」検索サービスという非常に大きな規模の機械学習システムに大きく依存している(ちなみに、大規模機械学習システムという点ではGoogleの検索サービスも同じだ)。Bingはウェブ検索の分野において、いまだに1位から大きく離された2位に甘んじているものの、先代の「Live Search」よりもずっと良くできているし、ずっと成功してもいる。これはMicrosoftが「SharePoint」を改善するために買収したFast Search & Transfer(FAST)と、検索対象の背後にあるコンセプトの理解に取り組んでいたPowersetを買収したおかげだ。また、BingのエンジニアたちとMicrosoft Research(MSR)の研究者らによるさまざまな努力の結果でもある。そして、その取り組みにおいて部門責任者を務めていたSatya Nadella氏の貢献も忘れてはならない。

 なお、強豪がひしめく市場において、広告支援型サービスやフリーミアムサービスという複雑なビジネスモデルを理解しようというのであれば、ウェブ検索はまたとない分野であるはずだ。

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