編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

安川電機の今期予想はネガティブサプライズ

ZDNet Japan Staff

2014-04-23 11:24

 安川電機(6506)の株価は22日、前日比68円(5.1%)安の1260円と急落した(4月23日も11時21分現在で48円(3.18%)安の1212円と続落)。楽天証券経済研究所のチーフ・ストラテジスト、窪田真之氏の分析によると、21日に発表した今期(2015年3月期)の予想が、アナリストのコンセンサス予想を大幅に下回ったことが嫌気されたのだろうとのことだ。


前年度の実績は良かったが、今年度の予想がネガティブ


安川電機の業績:過去2年の実績と今来期予想
(出所:安川電機資料・IFISコンセンサス予想から楽天証券経済研究所が作成)

 安川電機は3月20日決算なので、3月決算発表がいつも第一号となり注目を浴びる。

 4月21日に発表された決算内容は、予想通り、前期実績は好調だったが、今年度の予想が市場予想を大きく下回り、ネガティブ視された。

 22日の夕方に開催された決算説明会では「今期予想は保守的(低め)か」という質問が相次いだ。会社側から、今期の増益率が低いことについて「モーションコントロール部門で値下げがやや大きくなる」「将来の成長のための先行投資負担が生じる」などの理由が説明された。今期予想は保守的という明確な回答はなかった。

 「中期経営計画で来年度(2016年3月期)に、過去最高益を超える営業利益400億円を目標としているが、達成は困難か」の質問に対しては、「現時点で目標を下げることはない。コストカットなどあらゆる努力をして達成を目指す。ロボットとモーションコントロールは順調な成長が期待できる。システムエンジニアリング部門が下ぶれそう」との回答だった。

短期的には上値重いが、中期的にはロボットの成長性に期待

 決算結果を受けて、当面、安川電機の上値は重いと考えられる。ただし、中長期的にロボット関連の成長株としての期待は続く。1. 中国市場向けに自動車製造用ロボットの出荷が拡大、2. 人間の労働をアシストするサービスロボットの実用化が期待できる。


(参考)ロボット関連銘柄

保守的予想が続きそうで、目先は日経平均の上値抑える

 安川電機のように、今期予想を低く出す企業が多いと予想されていることが、日本株市場全体を抑える要因となる。したがって、これから続く決算発表時の今期見通し発表には注意が必要だ。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]