4月23日のダウ平均株価は、前日比12.72ドル(0.08%)安の16501.65ドル。IT企業の多いNASDAQ平均株価は前日比34.49ドル(0.83%)安の4126.97ドル。S&P 500は4.16ドル(0.22%)安の1875.39ドルだった。
4月22日の米平均株価。DJIがダウ、INXがS&P500、IXICがNASDAQ。(出典:Google Finance)
IT分野の主要企業の動きは以下の通り。表の16社中、上昇したのは0.31%高の富士通(ADR)1社、15社が下落した。下落率が最も高かったのは9.15%安のVMwareだった。
VMwareについて、米国の市場関係者によると、第1四半期(1~3月)決算は予想をやや上回るものだったという。四半期売上高は前年比14%増えて13億6000万ドル、1株当たり利益も9%増の0.80ドルに増えた。2013年と同列比較するために、別会社として切り離したPivotalの収益分を考慮すると、18%増加していることになるという。アナリストの平均的な予測値は、売り上げが13億5000万ドル、1株当たり利益は0.79ドル程度だった。
1つ投資家が失望したかもしれない要因は、通年の売上高を59億4000万ドルから61億ドルの間と据え置いたことという指摘がある。その中間値である60億300万ドルが、わずかにアナリストの予測を下回るという。
米国、英国、カナダなどで展開されている投資者向け情報サービス「The Motley Fool」でテクノロジとエンタテインメント担当のスペシャルを務めるSteve Symington氏は「9%安は売られ過ぎで説明がつかない。もう一段の下げがあっても長期的にはVMware株取得の良い機会になるのではないか」と分析していた。
出典:Google Finance www.google.com/finance)