データサイエンティスト講座

統計解析ソフト「R」を使う--環境構築と利用方法の基本 - (page 2)

伊藤徹郎(ALBERT)

2014-05-27 07:30

Rのデータの扱い方

 Rでデータを扱う際に、気を付けておくべき点は4点あります。それは

1 変数、2 配列、3 行列、4 データフレーム

です。

変数

 変数とは値を入れる入れ物のようなイメージです。下記の例におけるxが変数です。





 これでxには10という値が定義されました。

配列

 配列は複数の値をまとめて保持しておくものです。下記のarrayが配列の例です。配列自体に四則演算を行うと、それに則った結果を返してくれます。


行列

 行列は配列の拡張で、配列の次元数を増やした値の持ち方です。イメージしにくい方はExcelのようなデータの持ち方をイメージしてください。下記のmatrixが行列の例です。


 上記は2行3列の行列データの事例です。

データフレーム

 データフレームは複数の型のデータを持つことができます。下記のような身長、体重、性別のそれぞれのデータを1つにまとめたい場合、data.frame関数を使うことで、1つの変数にデータを持たせることができます。


 基本的なデータの持ち方は以上を押さえておくとよいでしょう。

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