今週の明言

マイクロソフト幹部が語るクラウド事業でのアマゾン追撃策 - (page 2)

松岡功

2014-05-09 12:45

 どうやら、これからはIaaSかPaaSかは関係なく、顧客にイノベーションを提供できるようなクラウドプラットフォームという土俵でのホットな戦いが繰り広げられそうだ。

「新しいITトレンドを取り込んで良い“人財”を確保できる仕組みを提供していきたい」
(日本オラクル 黒川竜司 担当ディレクター)

  • 日本オラクル 黒川竜司 担当ディレクター

 日本オラクルが先ごろ、人材管理をSaaSとして提供する「Oracle HCM Cloud」を機能強化したと発表した。同社アプリケーション事業統括 事業開発部の担当ディレクターである黒川氏の冒頭の発言は、その発表会見で、同サービスへの意気込みを語ったものである。

 HCM Cloudでは今回、ソーシャルメディア、モバイル、ビジネスアナリティクスといった新たなトレンドに対応し、新たな採用プロセスの支援、人事業務のモバイル対応、人員配置の分析など200の機能を強化したという。

 黒川氏は今後の人事管理について、「新しいトレンドを取り込んで、これまでの人事制度中心から“人財(タレント)”を中心に考え、良い人財を採用してキャリアアップにつなげ、定着化を図っていく仕組みが求められている。これによって、人財の完全なライフサイクルを管理できるようになる」と語った。冒頭の発言は、このコメントのエッセンスである。

 HCM Cloudの機能強化における詳細な内容については関連記事を参照いただくとして、今回の発表で筆者が感じたのは、オラクルがパブリッククラウドの仕組みを着々と整備、拡充しつつあるということである。同社はクラウドサービスの総称として「Oracle Cloud」を掲げており、HCM Cloudはその人事管理の領域となる。

 HCM Cloudにはこれまで同社が展開してきた人事管理関連のアプリケーションやサービスが集約された形となっている。中でも同社が2年ほど前に買収したTaleoのタレントマネジメント製品の特長が、HCM Cloudにも色濃く反映されているようだ。

 このタレントマネジメントを含めたHCM Cloudはすでに欧米で豊富な導入実績があるようだが、日本での本格的な展開はまさにこれから。日本の多くのユーザーに受け入れられるものとなるかどうか、注目しておきたい。

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