ニトリ、アスクル、カネカのワークスタイル変革--マイクロソフトがLyncで目指すもの - (page 3)

大西高弘 (NO BUDGET)

2014-05-14 07:30

クラウドが前進させるワークスタイル変革

 こうした導入事例を見るにつけ、クラウドの普及がコミュニケーション変革を大きく前進させ、ワークスタイル変革をいたるところで起こしつつあることが分かる。IMやオンライン会議、メール、スケジュール管理などは決して目新しいものではない。しかし、これらをすべて連携させ、しかも低コストで導入できることから、Lyncを中心とするOffice 365の導入は国内でも進んでいる。

 多少の差はサブスクリプションの選択で変わってくるようだが、おおよそ1ユーザーあたり2000円もしない額でこれらのサービスは利用できる。

 小国氏によれば、すべてLyncのおかげではないにせよ、日本マイクロソフトでも2012年と比較して2013年は従業員数が3%ほど減る中で、商談単価は15%削減され、1人あたりの売上高は17%アップしているという。

 また、女性の離職率は男性の1.8倍だったが、その数値も男性とほぼ同じになったという。同社内で実施された人事アンケートでもワークライフバランスが20%良くなったという結果が出ているとのことだ。

MS社内でも効果を計測した
MS社内でも効果を計測した

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