Huawei(ファーウェイ)の製品には中国政府がバックドアを仕掛けている疑いがあるとして、オーストラリア政府と米政府は同社からハードウェアを購入することを禁止している。だがGlenn Greenwald氏の新しい著書によると、米政府も米国外に発送される米国製ハードウェアに同じことをしているという。
Greenwald氏の著書「No Place to Hide」の米国時間5月13日の発売を前に、同書からの抜粋がThe Guardianに掲載された。
Greenwald氏によると、米国家安全保障局(NSA)は機器にバックドアを仕掛け、工場のシールで再梱包した後で、元々の届け先に発送しているという。
「NSAのAccess and Target Development部門統括者が2010年6月に書いた報告書は、衝撃的なほど明快だ。NSAが、輸出予定のルータやサーバなどのコンピュータネットワーク機器を海外顧客への発送前に受け取る、または途中で取り押さえることは、日常的に行われている」(Greenwald氏)
同氏によると、米国が中国製ハードウェアを禁止している理由の1つは、NSAがバックドアを仕掛けたハードウェアが置き換えられるのを防ぐことだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。