丸紅、海外7000人の利用も想定したアプリケーション仮想化基盤を導入

NO BUDGET 2014年05月15日 07時30分

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 丸紅は、モバイル環境からのセキュリティと利便性という相反する2つの課題に対応するため、海外利用を含む7000人を想定したアプリケーション仮想化基盤を導入した。仮想化基盤を提供した新日鉄住金ソリューションズとシトリックス・システムズ・ジャパンが5月14日に発表した。

 このアプリケーション仮想化基盤は、シトリックスの「Citrix XenApp」「Citrix NetScaler」を基盤にした新日鉄住金ソリューションズの仮想デスクトップ「M3DaaS@absonne」のアーキテクチャに基づいて構築された。

 これまで丸紅では、さまざまなコミュニケーションツールの登場やクラウドサービスの拡大というITの進化の中で、海外を含めた生産性向上とワークスタイル変革の実現に向け、2010年から同社IT環境整備を進めてきた。

 一方で、メール、グループウェアなどの情報基盤のクラウドサービス化において、モバイル環境からの利用の際、情報漏えいの対策としてメール添付の参照が制限されるなど、業務効率が阻害されるという課題が生じていた。

 この課題に対して今回、モバイル環境からのセキュリティと利便性という相反する2つの課題への対応に向けて、XenApp、ICAプロキシ機能を有するNetScalerを利用したシステムを構築することにした。M3DaaS@absonneで多くの導入実績を持つことから新日鉄住金ソリューションズへの依頼を決めた。

 新たなアプリケーション仮想化基盤では、出張先や自宅からといった場所にかかわらず、BYODを前提にしたタブレットなどの端末でのアクセスでも、すべてのデータをセキュアなサーバ環境内でアクセスできる仕組みを実現した。

 特に外出や海外出張の多い営業部門の社員は、空港やホテルなどからXenAppを経由してメールサーバやファイルサーバへ安全にアクセスができるようになった。オフィスに戻らないとできない業務が大幅に減少し、場所にとらわれないワークスタイルを実現できるとのこと。

 この新たな情報基盤は現在、国内を中心とする社員4000人強が活用しており、海外・グループ会社を含む7000人を対象に利用を拡大していく予定。また今後は、メールやファイルサーバなどの情報基盤に加え、業務アプリケーションもアプリケーション仮想化することで一層の利便性向上を図るとともに、PCだけでなくBYOD端末のスマートフォンやタブレットからでもセキュアにアクセスできる環境を整える計画となっている。

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