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売るより買うのが難しい、東京都心の不動産事情

ZDNet Japan Staff

2014-05-15 12:10

 楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト、窪田真之氏が三井不動産(8801)の決算説明会に行ったところ、都心の不動産は既に需給がタイトであることが確認できたとのことだ。都心では、空室率の低下が続き、賃料も底打ちし始めている。都心で金額のまとまった物件は、売るよりも買う方が難しい状況になっている。

 不動産株や東証REIT指数(東証に上場している不動産投資信託全銘柄を対象とした指数)の動きを見ていると、2013年5月以降、上昇の勢いが止まっているように見えるが、実物不動産の方は、一足先にホットになっているようだ。

都心5区の空室率低下が続く

東京都心5区 空室率(%)


(注)都心5区は、千代田・中央・港・渋谷・新宿の5区
(出所)空室率は三鬼商事、東証REIT指数は東京証券取引所

東証REIT指数


 都心5区の空室率は、2012年6月に9.43%とで天井をつけ、その後は一貫して低下している。東証REIT指数は、空室率の低下にしたがって2012年から底打ち、上昇してきている。

 ただし、2013年から東証REIT指数の動きは、空室率の低下トレンドと、やや乖離した動きになっている。2013年1~3月は、アベノミクスによる景気回復と、日銀による金融緩和への期待で、不動産株や東証REIT指数が急騰した。空室率は、2013年3月時点でまだ8.56%までしか低下していなかった。まだ、実物不動産の需給がタイトではなく、賃料の下落が続いていた。実物がホットでない中、不動産株、REITだけ先に将来の期待で急騰している状況だった。

 ところが今は、その逆だ。実物不動産が非常にホットになる中で、不動産株やREITは、まだ2013年4月の高値を抜けなくなっている。

 窪田氏は、今後、不動産株・REITとも、遅れを取り戻す形で上昇が始まると予想しているとのことだ。

 既に変化の兆しはあり、足元、不動産株やREITが上昇し始めているのは、実物不動産がブームになり始めていることが、不動産株やREITに反映し始めたものと考えられる。

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