5月15日のダウ平均株価は、前日比167.16ドル(1.01%)安の1万6446.81ドルだった。IT企業の多いNASDAQ平均株価は前日比31.33ドル(0.76%)安の4069.29ドルだった。

15日の米平均株価。DJIがダウ、INXがS&P500、IXICがNASDAQ。(出典:Google Finance)
IT分野の主要企業の動きは以下の通り。表の17社中、上昇したのは5社、12社が下落した。上昇率が最も高かったのは6.01%高のCisco Systems。下落率が最も高かったのは2.21%安のFacebookだった。
相場環境が悪い日だったにもかかわらず、大幅な上昇が目を引いたCiscoについて、投資情報サイト「Motley Fool」でAnders Bylund氏は「今日なぜCiscoが急上昇したのか」というコラムを寄せた。
これによると、第三四半期の報告書を提出したCiscoは、第4四半期に売上高が前年比2%前後落ちると予測。一方で、アナリストは現状4%の収益減少を予測していた。この差分を買い材料ととらえたのが、この日の上昇の要因だったとしている。
また、最高経営責任者(CEO)のJohn Chambers氏が「われわれは未来の収益機会について、引き続き楽観視している」とアナリストに語ったことも寄与したとのことだ。

(出典:Google Finance www.google.com/finance)