福岡県添田町は、財務会計と人事給与にSaaSを導入、利用を開始した。日立ソリューションズ西日本、日立製作所、日立公共システム、日立システムズが5月22日に発表した。
採用されたのは、日立グループが提供している自治体向けのSaaS「ADWORLD 自治体クラウド」。クラウドサービス「Harmonious Cloud」のラインアップの一つであり、日立グループのデータセンターから提供されている。
添田町では、これまで庁舎にシステムを設置、運用していた。800km以上離れたデータセンターから仮想専用線(VPN)経由で利用するとともに、バックアップ用データも保管されている。
被災時にシステムの迅速な復旧が可能となるなど、業務継続性の向上につながるという。庁舎内に設置したシステムではハードウェアやOSの老朽化に伴って数年ごとにシステムの更新が必要だったが、SaaSの導入でシステム運用や保守に関わる負担も低減できる。