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今週の明言

富士通社長が「イノベーションパートナー」を宣言

松岡功

2014-05-23 12:12

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、富士通の山本正已 代表取締役社長と、日本オラクルの杉原博茂 代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)の発言を紹介する。


「私たちは皆さまのイノベーションパートナーでありたい」
(富士通 山本正已 代表取締役社長)

 富士通が5月15日と16日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで「富士通フォーラム2014」を開催した。山本氏の冒頭の発言は、同氏が15日午前に行った基調講演の中で、同社の顧客対応における取り組み姿勢を表したものである。


富士通 代表取締役社長 山本正已氏

 山本氏の「ビジネス革新と豊かな社会の実現に向けた挑戦~Human Centric Innovation~」をテーマとした講演では、ICTの進展によって業界の垣根がなくなりつつあることや、消費者の変化、環境汚染や資源・エネルギー問題、自然災害への対応など幅広い話題を取り上げながら、富士通の事業展開における基本姿勢について力を込めて語っていたのが印象的だった。

 業界の垣根がなくなりつつあるという話では、「例えば、これまでネット販売を行ってきた会社が、それによって自社内に蓄積してきたITリソースを活用してクラウドサービスを展開している」として、米Amazon.comを想定したケースを紹介。「私たちからすれば、パートナーになり得る一方で、競合相手にもなる」との見解を示した。

 また、総合スーパーが野菜の生産や加工、物流までトータルで手掛けるようになるなど、小売りと農業が融合して新たな業態が生まれつつあるとも説明。山本氏は「こうしたビジネスの構造変化は、さまざまな領域で起こり始めている」と強調した。

 富士通の事業展開における基本姿勢については、「ICTは今や、社会基盤として欠かせない存在になりつつある。そうした中で、私たちの基本姿勢はそうした社会基盤を信頼性の高いICTでしっかりと支えていくことにある。例えば、経済活動の根幹である金融システムの場合、決済をはじめとして主要な取り引きを担うICTには、安全性、確実性に加えて迅速性が求められる。こうした要請に確実に応えていかなければならない」と説明した。

 さらに、「私たちは社会基盤とともに、そこで展開されるさまざまなビジネスもまたICTでしっかりと支援していかなければならない。さらに支援のみならず、今後はICTの能力を一層引き出して、幅広い分野において新たなイノベーションを提供できるようチャレンジしていきたい」とも。このメッセージに続けて山本氏が力を込めて語ったのが、冒頭の発言である。

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