Microsoftはフランスのモバイル分析ベンダーCapptainを買収した。買収額は明らかにされていない。
この買収取引は、TechCrunchが最初に報じ、米国時間5月28日に両社によって発表された。
Capptain.comのサイトには、同社がMicrosoftに買収されたことを認めるメッセージがある。
Capptainのウェブサイトによると、同社はリアルタイムの分析やユーザーの行動に基づいて、ターゲットを絞ったプッシュ通知を提供しているという。
Capptainは2008年にUbikodという社名で設立されたと同社ウェブサイトに書かれている。同社は、携帯電話事業者、携帯端末メーカー、開発者向けにソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)プラットフォームを開発してきた。同社のサービスでは、「iOS」「Android」、HTML5、「webOS」「BlackBerry」「Windows Phone 8」「Windows 8」、スマートテレビなどのプラットフォーム上で、分析ツールやマーケティングサービスを利用できる。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は、Microsoftが「Windows」だけでなく、あらゆるモバイルプラットフォーム向けにソフトウェアを提供していることを熱心に主張してきた。
Microsoftは、Capptainのテクノロジを「Azure」に統合する計画を、5月28日付のAzureブログの記事で明らかにしている。以下はその記事からの引用だ。
Capptainは、われわれのモバイルアプリ開発における包括的な取り組みに、リアルタイムでのユーザーおよびプッシュ分析という不可欠な新要素をもたらすだろう。Capptainのソリューションを導入することで、企業は顧客や従業員の行動をリアルタイムで分析し、ターゲットを絞ったメッセージや発表、情報のプッシュ送信や、割引価格の提供といった対応を取ることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。