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シリコンバレーに移住、世界展開へ必須の選択--ソースネクストの松田社長 - (page 2)

吉澤亨史 怒賀新也 (編集部)

2014-05-29 21:05

普段はシリコンバレーにいらっしゃるとのことですが、その理由は?

 1つは、IT産業はシリコンバレーからきているためです。その上流であるGoogleやFacebookなどといった企業を見ないで、下流だけを見ていても経営できないと考えているためです。2つ目は、ソースネクストも世界一エキサイティングな企業として製品を世界に販売したいと考えているためです。そのためには、日本で作って海外に輸出することは難しいと思っています。国が違えば、モノの見え方や感性、習慣などがすべて異なります。非常に単純なことが違いますので、そこは重要です。

 例えば、以前に海外の算数教育ソフトを国内で販売した際に、ソフトに出てくるキャラクターを日本向けにしたら売り上げが伸びました。好き嫌いというのは大きな問題ですが、グローバル展開する際に重要なポイントになります。これは日本向けにローカライズしたら売れたという例ですが、逆は難しいと思います。その点、シリコンバレーは人種のるつぼですから、そこで製品を開発することはたくさんの人種によってテストできていると言えるわけです。

 大きな理由はこの2つですが、他にもあります。例えば、米国で注目される良い商品の多くは日本になかなか入ってきません。記事で紹介されないと認知されません。そして、その記事を見て動いてからでは遅いんです。シリコンバレーにいることで、そういった製品も早期に見つけ出すことができます。

 4つ目は、シリコンバレーにしかないツールがたくさんあることです。武器で例えれば、海外は鉄砲が発達しましたが、日本では刀しかなかった時代がありました。このように環境が異なると、仕事の仕方や活用するツールも変わってきます。その環境の違いによる結果の1つが、Apple、Google、Facebookの3社だけでも時価総額の合計が100兆円になることです。

 日本では、IT企業を全部足しても88兆円ほどです。シリコンバレーは「いい人が集まっている」「いい武器がある」「いい感性を持っている」という、グローバルで成功するための秘訣がそろっているのです。

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