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6月2日週の日本株見通し

ZDNet Japan Staff

2014-06-02 10:46

 日経平均に底入れ感が出てきた。これまで上値を抑えてきた外国人投資家の売りが一巡したためと考えられる。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト、窪田真之氏の分析によると、日経平均は徐々に下値を切り上げる展開と予想されるとのことだ。

テクニカル指標が好転

<日経平均の週足>2013年1月~2014年5月


 日経平均は、先週の上昇によって、1月以降切り下がってきた上値抵抗線を上へ抜けた(上のチャートの黄色で○をつけた部分)。同時に、長らく上値を抑えてきた13週移動平均線よりも上に行った。テクニカル面で、底入れの可能性が出た。

 日経平均は昨年5~10月に作った大きな三角保ち合いの収束水準であった1万4000円が今年に入ってから下値支持線として意識されてきた。1~5月に何回か、この下値支持線を破って下へ抜けさせようとする動きがあったが、最終的にこの下値支持線を守り切ったと考えられる。

外国人投資家の売りは一巡したと判断

 今年に入ってから、外国人投資家が日本株を1.8兆円も売り越している。下値を叩いて売る乱暴な売り方が目立ち、1~4月に日経平均の上値が重い原因となった。ただし、外国人が日本株だけを積極的に売る理由はなくなったと見られる。

 1月に世界的に株が下がって日本株に外国人売りが増えたが、4月以降は、世界的に株が上昇している。インド・インドネシアなど新興国株の上昇が目立つほか、NYダウも先週末に最高値を更新して堅調だ。日本株だけを売り込む理由はなくなった。

低すぎる今期業績予想は上方修正の予想

 発表が終わった3月期決算企業の今期見通しが低すぎることが、日本株の上値を抑えてきた。窪田氏は、中間決算が発表される10月ころには上方修正が増えると予想しているとのことだ。

<2015年3月期業績見通し>


(注)全産業(除く金融)経常利益(前年比)の会社予想

 消費税引き上げ後も、国内景気は当初懸念された程悪くはなっていない。7月以降には、増税の影響が薄れて、国内景気は引き続き拡大に向かうと予想される。また、アメリカの景気も好調が続くと考えられる。日本の企業業績予想が上方修正になる素地が整ってきているからだろう

想定リスクは中国

 窪田氏によると、政治でも経済でも、中国が想定されるリスクと考えられるとのことだ。中国が、世界の金融市場が無視できないほどの摩擦を近隣諸国と起こす可能性、中国経済が予想以上に悪化する可能性は、考慮しておく必要がある。

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