NSA、顔認識プログラム用に多数の画像を収集か

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 吉武稔夫 (ガリレオ) 2014年06月02日 12時19分

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 The New York Timesが入手した複数の機密文書によると、米国家安全保障局(NSA)は、諜報活動の対象者を特定して追跡する顔認識プログラムに役立てるため、全世界の通信から無数の画像を収集しているという。

 問題の文書によれば、NSAは高度なソフトウェアを使って、Eメール、テキストメッセージ、ソーシャルメディア、ビデオ会議などの通信から「1日に何百万点という画像」を収集しているという。また、NSAの元契約職員Edward Snowden氏が入手した文書によると、NSAは、かつては主に電話と電子メールの通信データを収集していたが、このプログラムに「まだ利用されていない大きな潜在的価値」があり、調査対象者を追跡する手法に大変革をもたらす可能性があると考えているようだ。

 2010年の文書の1つには、次のように記されている。「われわれが追っているのは、従来型の通信だけではない。対象者の正確な特定に役立つ経歴情報および生体情報を蓄積するために、その対象者がネット上における普段の活動で残す手掛かりをデジタル的に利用するという、幅広い手法を採用している」

 The New York Timesが伝えているNSAのあるプレゼンテーション資料には、背景や風貌が異なる同一人物の複数の画像と、その人物の出入国に関する記録や既知の関係者などの情報が含まれていた。収集された画像の数については明らかにされていない。

 NSA関係者は米CNETに対し、同局の外国人調査プログラムは米国の法律と施政方針を順守して策定されていると語った。

 NSAの広報担当者Vanee Vines氏は、コメントで次のように述べている。「信号情報による情報収集活動の精度を継続的に向上させる方法を探さないとしたら、われわれは仕事をしていないも同然だろう。その目的は、法律にのっとって調査対象とされた外国人が、正体を偽ったり米国および同盟国に害を及ぼす計画を隠したりする工作に対抗することだ。外国人の身元情報を合法的に収集することにより、NSAはそうした対象者をより正確に特定して追跡できる」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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