ネットワークを中心にした展示イベント「Interop Tokyo 2014」が開催される。カ ンファレンスは品川APで6月9~10日に、展示会は千葉市の幕張メッセで6月11~13日に開かれる。展示会の入場料は5000円だが、事前登録で無料になる。
Interop Tokyoは日本での開催は今回で21回目となる。今回は「To the NextConnected World」をテーマに、クラウドのほかにセキュリティや“モノのインターネット(Internet of Things:IoT)”、Software Defined Networking(SDN)の考え を拡張した“Software Defined Infrastructure(SDI)”に関連する技術や製品などが 展示されている。
会場では、恒例となっている、先端技術を使ったネットワーク「Shownet」が構築 される。今回のShownetのコンセプトは「今のインターネットはあと10年耐えられる のだろうか?」。Shownetを含めて展示会全体で“究極のネットワーク環境で出展製品 の機能を検証できる”と銘打っている。
実行委員長の村井純氏は「Tim Berners-Lee氏がWorld Wide Webを考案してから25周年。スマートデバイスやIoTの普及に伴ってネットとの距離感数年前とは全く違ったものになった。ネットが担う責任、期待や役割も変わった」とし、社会基盤としてのネットのありかたを考え続ける必要があるとしている。
放送と通信の連携にフォーカスした「IMC Tokyo」、電子看板が中止となる「デジタルサイネージ ジャパン」、空間情報を活用するための「ロケーションビジネスジャパン」、モバイルアプリなどの「APPS JAPAN」が同時開催される。
6月9~10日に開くカンファレンスでは、「次のインターネット革命を生き残る条件」を中心テーマにセキュリティやデータセンター、事業継続計画(BCP)、SDI、モバイルなどについて技術的な議論が交わされる。
