#9:レシピへのアクセス
Allrecipes.comはかなり以前からレシピのサービスを提供してきており、驚くほど普及している。同サイトは15周年を迎えた2012年に、ユーザーに対して同サービスの利用形態に関するアンケート調査を実施した。その結果、スマートフォンとタブレットによって、われわれの食事の準備と調理方法が変わってきていることが実際に確認できた。この調査によると、回答者の3分の1以上が携帯電話を使ってレシピや調理方法を検索している。
レシピサイトの利用率は料理本や雑誌のレシピのそれを軽く上回っている。今日ではグルテンフリーの食事から、ヴィーガン食やパレオダイエットに至るまで、どのような種類のダイエットやライフスタイルであっても、インターネットから指針が得られるのだ。またレシピの共有は、ブログやPinterest、食べ物に関するTwitterアカウント、Facebookグループのおかげでかつてないほど簡単になっている。また、YouTubeのような動画サイトを使えば、アーティチョークの切り方もたった4分間で分かるのである。
#10:地元食材の普及
「農場から食卓まで」という運動が力を増してきている。人々は自らが口にする食べ物がどこから来ているのかを気にかけるようになってきているのだ。また、工業化された農業やGMO、ホルモン、二酸化炭素排出量といった懸念が高まるなか、食物のライフサイクルを知ることの重要性も増してきている。Farmigoのようなウェブサイトは近場の農場から地元の食材を見つけ出したり、オンライン版のファーマーズマーケットコミュニティーを作り出したりするための場所を提供している。また、Farm to Tableというウェブサービスは地元の食材や、牧草で育てられた牛の肉、平飼いされた鶏の肉をレストランや独立系の食料品店、カフェテリアに配送するものだ。そこでは購入できる食材の詳しい説明の他、農業従事者や彼らが作業をしている農場のプロフィールも提供されている。この企業はテキサス州オースティンを中心としているものの、このようなサービスは米国全土で育ちつつある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。