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SAP、アジア地域においてデータセンター増築を計画--クラウド分野の強化を目指す

Eileen Yu (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-06-16 12:51

 2014年に入ってから既に日本とオーストラリアで合計3カ所のデータセンターを新たに開設しているSAPは、2014年末までに同地域にさらに少なくとも3カ所のデータセンターを開設し、その数を世界全体で20カ所にする計画を掲げている。

 SAPにおいてアジア太平洋と日本を担当するプレジデントを2014年2月から務めているAdaire Fox-Martin氏によると、顧客はクラウドを利用するアプローチに価値を見出しているという。

アジア太平洋と日本を担当するプレジデントのAdaire Fox-Martin氏
アジア太平洋と日本を担当するプレジデントのAdaire Fox-Martin氏

 Fox-Martin氏は現地時間6月13日、米ZDNetとの電話インタビューにおいて、ITインフラをシンプルなものにするうえでのクラウドの重要性を強調した。同氏はたとえとして、自動車のショールームに出かけて新車を購入し、そのままその自動車に乗って帰る場合と、自動車工場で新しい自動車を組み立てる場合を挙げた。同氏は、パブリッククラウドモデルにより、顧客は自らの業務に必要なアプリケーションを「すぐに利用する」ことが可能になると述べたうえで、クラウド上で同社のERPツールを提供することで、SAPの顧客のために価値実現までの時間を短縮できると語った。

 また同氏は、クラウドによってインフラや運用をシンプルなものにし、価値実現までの時間を短縮し、イノベーションのために資金をより多くさけるようになるとも述べた。同氏はさらに「実際のところ、イノベーションはソフトウェアに端を発していることが分かるはずだ。オンプレミス環境における通常のスタックに目を向ければ、ソフトウェアのためのコストは全ITコストのうちのごくわずかな割合、つまり10%未満でしかなく、コストの大半はインフラやサービス、サポート、ハードウェア、ネットワークといったものになっている」とも語った。

 SAPのクラウド分野における売上高のランレートは11億ユーロ(14億9000万ドル)近くになっており、クラウド契約者数も世界で3600万ユーザーと現時点で業界首位に立っている。Fox-Martin氏によると、アジア太平洋地域における同社のクラウドサブスクリプションは「2桁台中盤」の成長率を誇っているという。

 このような需要の高まりに対応するために、SAPはデータセンターの数を2014年末までに世界全体で14カ所から20カ所に増やす計画だ。新たにデータセンターが開設される場所には中国やオーストラリア、インド、ロシアも含まれている。なお同社は現在、アジア太平洋地域で3カ所のデータセンターを運用しており、それらは日本の大阪と東京、オーストラリアのシドニーに置かれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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