KDDIウェブコミュニケーションズは6月16日、同社が提供するクラウド型コラボレーションツール「corabbit」の機能を刷新、ユーザーインターフェース(UI)も変更したと発表した。同日から体験サイトでマスコットキャラクターのテンプレートを使ったイラストコンテストを開始した。
corabbitはファイル共有を中心としたコラボレーションツールで、ファイルに対するコメントによるコミュニケーションやファイルの履歴自動保存などの機能を持つ。利用プランには主にフリーランス向けの「Pro」と企業など組織向けの「Team」の2種類に4プランずつ、全8プランが用意されており、最も安い「Free」は無料で利用できる。
今回は、新たに幾つかの機能を追加するとともに、UIを変更した。ファイルをアップロードするフェーズに、ファイルのタイトルや説明を記載する機能と、ファイルを共有するメンバーの選択機能の2つを追加。これまではアップロード後に自らコメントして補足説明するなどの必要があったのに対し、ファイルの内容や関係メンバーについてファイル共有を開始する時点で明確にできるようになった。
アップロードされたファイルに対してプレビュー画面上で丸や三角、実線の指示を書き加えてコメントできるレビュー機能も追加されている。レビューの履歴もcorabbit上に保存され、バージョンも管理できる。ファイル共有やファイル編集の権限を持たない新たなユーザー権限を用意、クライアントや上司などへの確認や承認を依頼する際に使う。
7月7日までの予定で開始されたオンラインコンテストは、corabbitの操作性を体験してもらう目的もあり、体験用ウェブページをコンテストページとして設けるというもの。参加者は、ウェブサイトにあるテンプレートをもとにカスタマイズしたイラストを投稿したり、コメントを投稿したりできる。イラストを投稿せずコメントのみの参加もできる。

(KDDIウェブ提供)