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水素社会実現へ政府が工程表、水素関連銘柄に注目 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2014-06-20 11:31

水素関連の参考銘柄

 水素活用が、日本にとっても人類にとっても重要なテーマであるだけに、株式市場でも折に触れて水素技術を持つ銘柄を、「水素社会」関連株として買い上げる動きが出る。

 ただし、水素産業は、まだ本格的な成長期には入っていない。先行投資が重く、利益を上げることができない状態が続く「黎明期」にあることを理解しておく必要がある。水素輸送網や、水素ステーションの構築も、当初は赤字事業となるだろう。燃料電池車も、自動車メーカーにとって赤字事業となるだろう。黒字化して利益を稼ぐようになるまでに相当な年数がかかる見込みだ。

 水素事業しかやっていない銘柄へ投資するのは、リスクが高いので、できれば水素事業以外で十分な利益をあげている銘柄から、投資対象を選んだ方が望ましいと考えられる。

 参考銘柄として、以下の6銘柄を挙げる。

  1. トヨタ自動車(7203):2014年末にも燃料電池車を発売する予定。当初の販売価格はまだ決まっていないが、700万円程度になると考えられている。政府は、これに200万円以上の補助金をつけ、実質500万円程度で購入できるようにすることを検討している。
  2. 本田技研工業(7267):2015年にも燃料電池車を発売する予定。
  3. 新日鐵住金(5401):製鉄プロセスで出る副生水素をエネルギーとして活用する実験を行っている。
  4. JX HLDG(5020):水素ステーションを作っている。
  5. 川崎重工業(7012):圧縮水素を流通させる技術を持つ。水素運搬船・水素運搬車・水素貯蔵タンクを手掛けている。新興国に豊富に存在する褐炭(低品質の石炭)から取り出した水素を、日本に持ち込む計画を進めている。水素発電の技術開発も行っている。
  6. 千代田化工建設(6366):有機ハイドライトを使い、水素を常温・常圧のまま運ぶ技術を持つ。この方法によって、水素の長距離輸送、長期間保存が可能になる。将来、再生エネルギーで作った水素を運搬・貯蔵するのに活用される期待がある。ただし、千代田化工建設については、現在、イラク国内で激化する戦闘によって、イラクで実施しているプラント建設が被害を受ける可能性には、注意が必要だ。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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