UI/UXで“おもてなし”

UXデザイナーに必要なのはコーディング

大塚雄介(ネクスウェイ) 2014年07月30日 07時30分

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 UXデザインを理解した上でUIをデザインすることが大切であることを、これまでの連載で述べてきた。今回は、UIデザインを実装する方法について解説したい。結論から言うとアイデアの早期実装、早期改善こそ、よいUXデザインへの近道であると考えている。

 近年、デザイナーの領域は広がり、ユーザーの体験のデザイン(User eXperience Design:UXD)や情報設計 (Information Architecht:IA)、ビジュアルデザインなど、広範囲に及んでいる。

 特に、不確定要素が多い現代のビジネスでは、アイデアをどれだけ早く形にしてフィードバックを得て改善し続けることができるかが、成否の鍵を握る。

 このような早いビジネスサイクルでは、以前のようにデザイナーが、Photoshopなどでモックを作り、エンジニアがhtml、css、Javascriptなどでコーディングする分業では間に合わない。

 例えば、デザイナーがPhotoshopでデザインしたものをエンジニアは技術的に実現可能か検討する。もしデザイナーの意図通りに実現できないのであれば、デザイナーとエンジニアが何度もコミュニケーションをとる必要が出てくる。

 これはビジネススピードを遅くする要因となる。比較的強い組織では、デザイナーがコーディングまでを一環して扱う例も非常に増えてきている。コーディングができるデザイナーの人材獲得争いも首都圏では加熱している。

 とはいえ、デザイナーとしてフォントや余白、レイアウト、色などのビジュアルデザインを学び、それ以外にhtml、css、Javascriptを学ぶことは、習得コスト(時間)がかかる。学ぶ知識も異なれば、使うツールも異なる。

 筆者もビジュアルデザインを始めに学び、コーディング部分はエンジニアに依存していた。ところが、チームでアイデアを早期に検証する際に、コーディング部分を完全にエンジニアに依存するのでは問題が出てきた。

 理由は以下の通りだ。

  • コーディング中はデザイナーの稼働率が落ちる
  • 実装するエンジニアが十分にいない
  • エンジニアにデザインディテールを共有するのに時間が掛かる

 より早期にアイデアを市場で検証するためにはデザイナー(筆者自身)がコーディングに参加する必要に迫られてきた。

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