銀行株の投資価値を見直し

ZDNet Japan Staff 2014年06月24日 11時54分

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 銀行株は、これまで人気がなく、株価はPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの株価指標でみて、いつも割安だった。株価は万年割安に据え置かれているが、楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏の分析によると、大手銀行株に、強気の投資判断をしているとのことだ。

大手銀行株に強気の理由

 日本の大手銀行は、株価に見直し余地があると考えられる。

 これには4つの理由がある。

  1. 株価がPERやPBRなどのバリュエーションで見て割安であること
  2. 日本の銀行は財務内容が改善していること。(欧州の銀行が不良債権問題で力を失っているので競争力で優位)
  3. 証券業務・ノンバンク業務を含めたユニバーサルバンクとして成長の余地があること
  4. 内需中心の景気回復

 いま、日本は、内需中心に景気が回復していると考えられる。

 都心で不動産価格も上昇基調にあります。2000年代を振り返ると、不動産価格が上昇する局面で、銀行株が上昇する傾向がある。

不良債権問題に苦しむ欧州の銀行

 欧州の銀行は、不良債権問題で苦しんでいる。欧州はようやく景気が底入れしつつあるが、まだ、不良債権問題は解決していない。日本の銀行は、1990年代に、海外事業を縮小せざるを得なかった。それは、国内で不良債権問題をかかえていたからだ。

 今は、立場が逆転している。日本の銀行は、欧米やアジアで業務を拡大するとき、財務内容で優位にたっていることが、業務拡大に優位に働く。

ノンバンク業務が拡大する可能性

 リース業務や、消費者金融業務は、長期的に成長する余地があると考えられる。消費者金融業務は、ようやく過払い利息の返還請求がピークアウトして、利益が回復する局面に入りつつあると予想される。

割安株の見直し

 日本の大手銀行株に、高い成長性があるとは考えられない。あくまでも、株価の割安性が魅力だ。日経平均は、やや膠着しつつあるが、割安株が見直される局面になると予想される。

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