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騰落レシオ150%でも日経平均に過熱感はない - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2014-06-27 11:40

26週移動平均線からの乖離で見ると、今の株式市場に過熱感はない

 世界の株式市場を動かしている投資マネーは、経済を強くする改革を打ち出す国に向かう傾向があるが、評価指標はいくつかある。

 例えば、移動平均線からの乖離率を見るという方法だ。日経平均の短期的上昇率が高いと、移動平均線からの上方乖離率が拡大する。上方乖離率が高いことが、過熱のシグナルとなるわけだ。

 過去2年半の日経平均について、26週移動平均線との乖離率を使って分析すると、面白いことが分かる。現在の日経平均にはまったく過熱感がない。

<日経平均の26週移動平均線との乖離率>2012年1月~2014年6月25日


(出所:米労働省を元に楽天証券経済研究所が作成)

 騰落レシオが最初に140%を超えたところ(D)では、移動平均線からの上方乖離率が15%に拡大してやや過熱感が出始めているところだった。次に騰落レシオが140%を超えたところ(E)では、移動平均線との乖離が30%に近づいており、相場の過熱が示されている。

 現在(F)は、騰落レシオが140%を超えていても、移動平均線との乖離で見ると、相場に過熱感はまったくない。

 テクニカル指標は、見方や使い方を間違えなければ役に立つものだ。1つだけの指標で判断するのは望ましくなく、複数の指標を同時に見るべきだ。BとEの箇所では、複数のテクニカル指標が同時に過熱を示しているので、売り判断ができる。ところが現在の、CとFの箇所は、株式相場は膠着してきており、騰落レシオで見た過熱感は、実態をあらわしていないと判断できる。

<参考>東証一部の騰落レシオ(25日移動平均)とは

 東証一部上場銘柄の値上がり銘柄数を、値下がり銘柄数で割ったものを、騰落レシオという。過去25営業日の騰落レシオの平均が、騰落レシオ(25日移動平均)だ。

 騰落レシオは、小型株の影響を受けやすい傾向がある。小型株の値上がりが多いと、相場全体が過熱していなくても、騰落レシオは跳ね上がる。今がその状態だ。

 一方、大型株中心の相場上昇では、相場全体が過熱していても、騰落レシオは上昇しにくい傾向がある。

 騰落レシオは、特有のクセをよく理解したうえで、他のテクニカル指標とあわせて使うべきだ。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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