NTTデータは7月1日、アジャイル開発手法の研究開発やプロジェクトを進めるための専門組織として「Agile Professional担当」を技術開発本部内に設置した。この組織は急増するアジャイル開発案件のニーズに応えるため、アジャイル開発手法でのシステム開発プロジェクトを推進、実行する役割を担い、ITを活用して新しいビジネス領域の拡大や創出を目指すユーザー企業に柔軟かつ迅速なシステム提供を通じてサポートしていくという。
国内や海外のNTTデータで培われたアジャイル開発のノウハウを集約する。特にアジャイル開発が主流となっている欧米でのノウハウを集約し、全世界でアジャイル開発のナレッジデータベースを構築。アジャイル開発をサポートする開発ツールや環境、プロセスを整備し、同社内でのアジャイル開発を推進していく。
具体的には、米NTT DATAと日本本社で開発を進めてきた、アジャイル開発のメソドロジや導入サポートなどのノウハウを統合した「Agile One Solution」に全世界のNTTデータでのノウハウを統合していく。各国のAgile Professional Centerを通じて世界中のユーザー企業に、より高度なアジャイル開発手法でのシステム提供を目指す。
新しいビジネス領域の拡大や創出を目指すユーザー企業のニーズを踏まえて、アジャイル開発手法でのシステム開発プロジェクトを推進、実行する役割を担う。具体的には、アジャイル開発のプロフェッショナル人材で構成されるプロジェクトチームを結成し、ユーザー企業の目指す新しいビジネス領域に必要なシステムを提供していく。
国内や海外のアジャイル開発プロジェクトで蓄積してきたベストプラクティス、これまで研究開発に取り組んできた技術などを活用することで、ユーザー企業のニーズを満たすシステムを柔軟かつ迅速に提供する。今後増加が見込まれるアジャイル開発プロジェクトに対応できるよう、計画的にアジャイル開発のプロフェッショナル人材を育成する。
Agile One Solution