Dropboxは、新しい共有権限の設定機能を追加し、IT管理者が利用できる設定の数を増やすことで、セキュリティレベルの向上と、ワークフローの合理化を可能にした。
この機能は、ビジネス向けのDropboxである「Dropbox for Business」の顧客向けに実施されているアーリーアクセスプログラムの一環として提供が開始された。同機能を使用することでユーザーは、共有フォルダに閲覧のみという権限を設定できるようになる。
これによりフォルダの所有者には、各ファイルや各フォルダに対応付けられたさまざまな共同作業者のアクセスレベルを、より細かく確認、管理する機会が与えられる。
ここで重要なのは、フォルダの管理者が、フォルダ内容を編集できるユーザーと編集できないユーザーを決定することもできるという点だ。
DropboxのソフトウェアエンジニアAlicia Chen氏は米国時間7月1日付けのブログ投稿で、閲覧のみを許可するという今回追加された権限設定は、ビジネス顧客から「最も要求の多かった機能」であったと語っている。
Dropbox for Businessの管理者は、同日から「Admin Console」内でチームの閲覧のみという権限設定を有効化できるようになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。