大規模なサーバ配備に適したLinux OSを開発するCoreOSは米国時間6月30日、企業向けオプションとして月単位のサブスクリプション形式でサポートを提供する「CoreOS Managed Linux」をリリースしたことを発表した。また、シリーズA投資ラウンドで800万ドルの資金を調達したことも併せて発表している。
CoreOS Managed Linuxは「OS as a Service」(サービスとしてのOS)として提供される。企業は継続的にアップデートやパッチの提供を受けられるため、OSの大規模な移行作業が不要となる。
CoreOSの最高経営責任者(CEO)Alex Polvi氏はプレスリリースで、「企業は今日からCoreOSを自社OS担当チームの延長として捉えられるようになり、Linuxユーザー企業にとってこれが最後の移行作業となる」と述べている。
このほか、サービスの主な利点は以下の通りだ。
- 利用可能なプラットフォームはベアメタルサーバやAmazon、Google、Rackspaceなど
- 「Docker 1.0」--アプリケーションをパッケージ化するためのコンテナランタイム
- 「CoreUpdate」--ローリングアップデートの完全な制御を可能にするホスト型のダッシュボード
- 「FastPatch」--ストレスフリーなパッチやアップデート
シリーズA投資ラウンドではKleiner Perkins Caufield & Byersが幹事会社となり、800万ドルの資金調達に成功。調達資金は、企業規模の拡大や製品開発などに充てられる。