世界初の「サービスとしてのOS」、「CoreOS Managed Linux」がリリース

CNET Japan Staff

2014-07-03 13:39

 大規模なサーバ配備に適したLinux OSを開発するCoreOSは米国時間6月30日、企業向けオプションとして月単位のサブスクリプション形式でサポートを提供する「CoreOS Managed Linux」をリリースしたことを発表した。また、シリーズA投資ラウンドで800万ドルの資金を調達したことも併せて発表している。

 CoreOS Managed Linuxは「OS as a Service」(サービスとしてのOS)として提供される。企業は継続的にアップデートやパッチの提供を受けられるため、OSの大規模な移行作業が不要となる。

 CoreOSの最高経営責任者(CEO)Alex Polvi氏はプレスリリースで、「企業は今日からCoreOSを自社OS担当チームの延長として捉えられるようになり、Linuxユーザー企業にとってこれが最後の移行作業となる」と述べている。

 このほか、サービスの主な利点は以下の通りだ。

  • 利用可能なプラットフォームはベアメタルサーバやAmazon、Google、Rackspaceなど
  • 「Docker 1.0」--アプリケーションをパッケージ化するためのコンテナランタイム
  • 「CoreUpdate」--ローリングアップデートの完全な制御を可能にするホスト型のダッシュボード
  • 「FastPatch」--ストレスフリーなパッチやアップデート

 シリーズA投資ラウンドではKleiner Perkins Caufield & Byersが幹事会社となり、800万ドルの資金調達に成功。調達資金は、企業規模の拡大や製品開発などに充てられる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]