世界景気の見通し
楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏の分析によると、日米が強く、中国が停滞する構造は変わらないだろうとのことだ。
<2014年の世界景気見通し>

(注)7月以降は予想、楽天証券経済研究所が作成
米国景気の基調は強い
今、米国景気の追い風になっているのがシェールガス革命だ。安いシェールガス、シェールオイルを大量に産出するようになったおかげで、米国経済は強くなった。5~10年後には、米国が世界一の産油国になるという予想もある。低コストのガスを原料に使う石油化学産業は、突如国際競争力が高まった。運輸産業や住宅産業、自動車産業も、安いエネルギーの恩恵を受けて活況だ。
不振なのは、ガス採掘業者だ。ガス価格が低すぎて、採掘業は利益を出しにくくなっている。ガス価格を引き上げて採掘業者の利益を正常化する目的で、米国はシェールガスの輸出を解禁しようとしている。日本への輸出も始まる見込みだ。
米国関連株を見直し
米国で利益を出している日本株に注目だ。
<(参考) 米国で競争力のある事業を展開している日本企業>

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