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埼玉県立がんセンター、ネットワークを統合--スマートフォンでも利用可能に

山田竜司 (編集部)

2014-07-14 15:00

 埼玉県立がんセンターは、新病院でネットワーク基盤を統合して、スマートフォンから利用できるようにした。NECが7月11日に発表した。

 新病院では、全館に無線LANのアクセスポイントを展開し、データ系と音声系をIPネットワークで統合した。病院スタッフは、スマートフォン1台で通話のほかに情報系システムにもアクセスできるようになった。


新病院統合ネットワーク構成図

 新病院には、NECが開発した「患者呼出システム」も導入した。同システムは、電子カルテシステムと連携することで、診察の順番待ち状況などの案内メッセージを適切なタイミングで画面に表示する。埼玉県立がんセンターは、約100グラムで画面付きの呼出受信機を1000台、受付時に自動で呼出受信機を払い出す自動発行機を3台導入した。

 患者がメッセージを確認した時間や位置情報を電子カルテの画面で確認できるため、診察室の場所を間違えている人にメッセージを送信して誘導するなど、スムーズに案内できるという。

 従来の病院内のネットワークは、データ系と音声系で別々のネットワークが構築され、音声通話のための院内PHS利用では、データ通信のための情報系の無線LANとは別にPHS用のアンテナを設置する必要があった。外来患者の案内、誘導については紙の受診票を利用していたため、名前を呼ばれるまで混雑した待合室で待つ必要があったという。


呼出受信機の運用例

 NECは、埼玉県立がんセンターに納入した患者呼出システムを、他の医療機関向けにも販売する。システムは、患者1人ひとりが院内で利用する「呼出受信機」、受付時に呼出受信機を自動で払い出す「再来受付自動発行機」、電子カルテなどのシステムとの連携し呼出受信機を制御する「呼出管理装置/呼出制御装置」、患者情報と患者呼出システムを連携させるための初期設定をする「受信機発行登録装置/初診用受信機発行機」で構成される。システムの導入には、事前に電子カルテシステムとのデータを連携させる必要がある。

 価格は、呼出受信機500台、再来受付自動発行機2台、呼出管理装置/呼出制御装置1台、受信機発行登録装置/初診用受信機発行機1台の場合で、標準価格8950万円から販売する。別途、電子カルテ連携のためのシステム導入費、ネットワークインフラが必要。

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