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7月14日週の日本株見通しと投資の参考銘柄

ZDNet Japan Staff

2014-07-14 11:24

 日経平均は1万5000~1万5500円の範囲で膠着感が出ている。下値は堅いが上値は重い状況が長引いている。

上へも下へも動きにくい

 日経平均では1万4000~1万6000円を中心としたボックス相場が、1年以上続いている。ここ1カ月は1万5000~1万5500円を中心とした狭い範囲を行ったり来たりする相場になっている。


 アベノミクスがスタートした2012年末から現在までの日経平均の動きを俯瞰したのが、上のグラフだ。

 まず、アベノミクスに対する期待で2012年11月~2013年5月は、日経平均は一本調子の上昇相場となった。ところが、2013年5月~2014年7月は、1万5000円を中心としたボックス圏で横ばいになっている。

 ここで、注目していただきたいのは、52週移動平均線の動きだ。株は、短期的には需給や材料で動くが、長期的にはファンダメンタルズ(企業業績)に沿って動く。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、52週移動平均線が、日本企業の業績回復を象徴した動きになるだろうと分析している。

 2013年5月までは、期待で株が急騰したものの、企業業績の回復を伴っていなかった。そこで、日経平均は一旦急落した。企業業績の回復を、52週移動平均線が表していると考えれば、2013年時点で、日経平均の上昇が行き過ぎていたことがよくわかる。

 その後、企業業績の回復を確認しながら、日経平均は再び上昇した。2013年12月には再び1万6000円を超えた。しかし、まだ企業業績の回復が十分ではなかったので1月から再び調整した。今は、1万5000円近くで日経平均は膠着しつつある。

 企業業績の回復が足踏みしているために、上下とも大きくは動きにくくなっている。

足踏みする企業業績の回復

 2015年3月期業績の会社予想を見ると、日本の企業業績に急ブレーキがかかっているように見える。

<東証1部の3月期決算企業(除く金融)の経常利益>

2014年3月期(実績)+36%

2015年3月期(会社予想)+2%

2015年3月期(楽天証券経済研究所予想)+10%

(出所:楽天証券経済研究所が作成)

 4月から消費税が引き上げられたことを考慮して、今年度の企業業績予想は、例年以上に保守的(低め)に出されている。窪田氏は、中間決算が発表される10月ごろに会社が予想する業績の上方修正が増え、日経平均は1万6000円を超えていくと予想しているとのことだ。

第1四半期決算は上方修正が出にくい

 7月後半から始まる、4~6月の決算発表が注目される。消費税引き上げ後の日本の景気が、懸念された程悪化していないので、業績は会社計画を上回って推移していると推定される。ただし、第1四半期が終わった時点で、通期業績の修正を発表する企業は稀だ。

 中間決算(4~9月決算)まで見極めてから、通期業績を修正してくるだろう。したがって、第1四半期の決算を見るだけでは、日経平均が1万6000円を超えていくのは無理だと思われる。

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