インテル、好調なQ2決算を発表--PC販売が大幅増

Ben Fox Rubin (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 高森郁哉 (ガリレオ)

2014-07-16 11:43

 Intelは米国時間7月15日、2014会計年度第2四半期決算を報告し、法人向けPC事業の売上高が大幅に伸び、モバイル部門の10億ドルを超える営業損失を埋め合わせたことで、利益が40%急増したと述べた。

 Intelの役員会はまた、自社株買いの規模を200億ドル増額することを承認した。2014年第3四半期には約40億ドルの株式買戻しを、第4四半期にも追加の買戻しを見込んでいる。

 Intelは、PCクライアント部門の売上高が前年同期比で6%増となり、営業利益は41%増の37億3000万ドルを記録したと述べた。データセンター事業の売上高は19%伸び、利益は40%増となった。

 モバイルおよび通信グループは、売上高を大幅に減らし、営業損失は前年同期の7億6100万ドルから11億2000万ドルへと膨らんだ。モノのインターネット(IoT)部門は、売上高を5億3900万ドルに伸ばし、営業利益は26%増の1億5500万ドルを報告した。

 Intelは第2四半期決算で、前年同期の20億ドル(1株あたり39セント)に対して、28億ドル(1株あたり55セント)の利益を上げた。Thomson Reutersが実施した事前調査では、アナリストらは今期利益を1株あたり52セントと予想していた。

 売上高は8%増の138億3000万ドルだった。Intelは2014年6月、法人向けPCの需要が予想以上に堅調だとして、第2四半期の売上高の予想を137億ドル(プラスマイナス3億ドル)に引き上げていた。

 Intelはまた、第3四半期の売上高について、ウォール街が予想する140億3000万ドルに対し、144億ドル(プラスマイナス5億ドル)と予測した。同社はさらに、2014年通期の売上高について、従来の予想よりもわずかに多い約5%の伸びを見込んでいると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]