フォーティネットジャパンは7月17日、IEEE 802.11ac対応の無線LANアクセスポイント「FortiAP-221C」と「FortiAP-320C」を販売、出荷も開始した。IEEE 802.11a/b/g/n/acに準拠、2.4GHz(b/g/n)と5GHz(a/n)の両帯域で動作する。
FortiAP-221Cは、ホテルや学校の廊下などへの設置に理想的という煙探知器型の形状を採用したアクセスポイント。FortiAP-320Cは、最大限の耐障害性と無線ネットワークのアップタイムを実現するという2つの冗長化したPoE Ethernet対応のインタフェースを搭載している。病院や工場などのミッションクリティカルな環境に理想的なアクセスポイントを提供できるとメリットを説明している。
FortiAP-221C
FortiAP-320C
FortiAP-320Cは密閉型のデザインを採用しているため高温から低温まで幅広い温度環境で利用でき、倉庫などの温度管理されていない環境にも最適としている。標準的な規格に準拠したエンクロージャでオフィス環境の天井裏にも設置できる。
同社のセキュア無線LAN関連製品群は、統合脅威管理(UTM)アプライアンス「FortiGate」に標準で内蔵される無線LANコントローラ機能を活用し、アクセスポイントのOS、設定、ステータスを一元管理できる。無線クライアントのユーザー認証、デバイス認証、アプリケーション制御といった機能を利用できる。
加えて、FortiGateが提供するUTM機能を無線クライアントの通信に適用することで他社の無線LAN関連製品、モバイル端末管理システム(MDM)やモバイルアプリケーション管理システム(MAM)では難しいとされる、無線LANから社内システムへのサイバー攻撃からも保護できるという。
FortiGateとFortiAPの組み合わせでファイアウォールや不正侵入防止システム(IPS)、アプリケーション制御、仮想専用網(VPN)、ウェブフィルタリング、ウイルス対策などのセキュリティ機能とネットワーク技術をシームレスに統合し、社内ネットワークを保護できるとしている。