SAPは、オレゴン州ポートランドで開催中の「O'Reilly Open Source Convention」(OSCon)で米国時間7月22日、2つの主要なオープンソースプロジェクトのスポンサーになったことを発表した。そのプロジェクトとは、業界をリードするPaaSクラウド開発プロジェクトであるPivotal Softwareの「Cloud Foundry」と、広く普及しているIaaSクラウド開発プロジェクトであるOpenStack Foundationの「OpenStack」だ。
皮肉にもSAPはOpenStackへのサポートによって、宿敵のOracleと協力することになる。
SAPはこれらのプロジェクトに対して資金を提供するだけではない。Cloud Foundryとの協業において同社は、Cloud Foundryの「SAP HANA」用サービスブローカーのオープンソースコードを提供している。このサービスブローカーにより、Cloud FoundryのアプリケーションはSAP HANAに接続し、そのインメモリ機能を活用できるようになる。
SAPはCloud FoundryとOpenStackにすべてを賭けているわけではない。同社は最近、「Microsoft Azure」上でのコアアプリケーションの認定についても発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。