Hewlett-Packard(HP)は、ビッグデータ分析の顧客に狙いを定めた広範な提携契約の一環として、Hortonworksに5000万ドルを出資したと発表した。
Hortonworksはビッグデータ分析アプリケーションのための、企業向けApache Hadoopを提供しており、Clouderaや、EMC傘下のPivotalと競合している。
この戦略的提携の下、「Hortonworks Data Platform」がHPのビッグデータプラットフォーム「HAVEn」と連携するようになる。
両社は開発戦略を統合するとともに販売で連携し、HPの顧客がHortonworksを採用しやすいようにする。つまり、HortonworksはHPのHAVEnプラットフォームのHadoop部分を担うということだ。HPはまた、同社のアプリケーション「Vertica」を次世代Hadoopの中核となる「Apache Hadoop YARN」に対応させる。
Verticaは、HPが手がける急成長事業の1つだ。
Hortonworksは、2013年の再販契約に基づくHPの大規模な販売チャネルを手にすることになる。HPは、Hadoopの知見を得られるほか、いずれは理にかなった買収が実現する可能性のある企業と提携することができる。
加えて、HPは最高技術責任者(CTO)のMartin Fink氏がHortonworksの取締役に就任すると発表した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。