野村総合研究所(NRI)は7月30日、米ForgeRockと日本国内でのオープンソースのシングルサインオン(SSO)やユーザー情報管理関連事業でパートナー契約を締結したと発表した。
ForgeRockは、SSOやユーザー情報管理など“IRM(Identity Relationship Management)”ソフトウェアのベンダーで、2010年に設立された。同社のオープンソースIRM製品は日本でも注目されつつあり、NRIでは日本で初めて提供するとともに、日本語でサポートする。
IRMは、人事システムとクラウドサービスとの認証、認可連携など社内外のシステムの壁を越えた高度な統合ユーザー情報管理という。
近年、企業内ではユーザーIDやそれに紐付く属性情報など、ユーザー情報を厳格に管理するニーズが加速しており、それに伴って、世界的にIRM市場が成長しているという。ForgeRockでは日本でのシェア拡大に向けて、NRIとの提携に至った。
NRIでは、グローバルで革新的なIRMを提供するためにForgeRockが最良のパートナーであると考え、ユーザー企業の業務改革や新サービス開発のためのコンサルティング、技術支援サービスを提供する際に、ForgeRockのIRM製品を活用していく。