NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7月30日、「Bizメール」など同社の企業向けクラウド型コミュニケーションサービスで利用する従業員の連絡先情報などを一元的に共有、管理、更新できるサービス「Data Federation」の提供を開始した。無料で利用できる。
Data Federationに登録したメールアドレスや電話番号、所属組織などの従業員情報を複数のサービスから参照できる。Active Directory(AD)と接続でき、NTT Com提供のサービスを利用する際の従業員情報の初期登録設定作業、人事異動などによるシステム管理者の更新作業の負担を軽減する。ADを利用していない場合でも、CSVファイルで一括登録できる。

Data Federationのイメージ(NTT Com提供)
Bizメールを利用している場合には、Data Federationで複数の国や地域をまたぐことでメールアドレスのドメインが異なっている場合でも、組織階層ごとの一覧表示に対応した使い勝手の良いアドレス帳を利用できるという。
Data Federationを利用できるのはBizメールのほかに、Bizメールと連携して利用できるスケジュール管理の「Bizメール eスケジューラオプション」、有事に自動で一斉通報したり安否を集計したりできる「Biz安否確認/一斉通報」。今後、企業向けSNSである「Bizグループワーク」、NTT Comの音声系サービスのオプションとして提供されるクラウド型のアドレス管理「Web電話帳」への対応も予定している。