また「PCを使わずにモバイル端末のみで、複雑な仕事を完了できるとした割合は19%。モバイルデバイスでは、分析や予測といった作業ができないと考えている。つまり、81%の人はノートPCなどを使うことでようやく複雑な作業を完了させている」とした。
「Googleはスマホ、タブレットのみを使って仕事をすることを前提に考えてAppsを開発してきた。小さな画面でも、大きな画面で作業をするのと同じことができるようにしている。Googleスプレッドシートは、Excelとも互換性を持ち、PCと同じエクスペリエンスをモバイル端末で実現しているのが特徴。入力、分析、編集といった作業がモバイルデバイスでできる」とした。
加えて「日本では、モバイル端末からビデオ会議に参加できるという社員は、わずか6%だけ。モバイルインフラが優れている日本において、これは少なすぎる。ビデオ会議をしている人が少ないのは、ツールがないからだ」として、Google+ハングアウトの機能を紹介。「15カ所から、画面を共有して、HD画質でビデオ会議ができる。タブレットでも、スマホでも、簡単に顔を見ながら会議ができる。Google社内でもビデオ会議を行っており、毎日8万エンドポイントが接続され、あらゆる大陸をまたいで、社員同士がコミュニケーションしている。回答を1日待つのではなく、すぐに得ることができる」と、社内の事例を示した。
Google+ハングアウトは15カ所から、画面を共有して、HD画質でビデオ会議ができる
さらに「これまでのIT投資は、個人単独での効率性を高めることが中心であり、共有するといった作業がITは得意ではなかった。しかし、クラウドやモバイルを中心とした新たなツールの登場によって、ITは共有することが得意となった」と語る。