これまでの決算発表まとめと、7月31日発表決算の注目点 - (page 2)

ZDNet Japan Staff 2014年08月01日 13時21分

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今期の金融業が減益となる理由

 金融8社だけ見ると、会社予想ベースでは今期は16.8%の経常減益となっている。これは、前期に計上された一時的利益がなくなる影響によるものだ。

 前期(2014年3月期)は、異次元緩和で国債価格が急騰した。また、アベノミクス効果で日本株も大きく上昇した。そのため、大手銀行や保険会社は、トレーディング利益(債券売却益と株式売却益)が大きくなった。それは前期の一時的利益だ。今期は、それがなくなるので、見かけ上、大幅減益となる。ただし、一時的利益が剥落する要因を除けば、特に大きく減益になる要因はない。

 金融業でも、会社は保守的に低い予想をたてている。第1四半期での進捗率が30%と高いことを勘案すると、金融業の今期利益も今後上方修正されると考えられる。窪田氏は、三井住友FG(8316)の今期業績予想は上方修正余地が大きいと判断している。

31日発表4~6月決算の第一印象

 第1四半期時点で経常利益(連結税前利益)の通期予想の約半分を計上してポジティブなのが、ソニー(6758)とパナソニック(6752)だ。ソニーは、見直し買いが入ると予想される。

 ネガティブなのは、通期業績予想を下方修正した日本郵船(9101)、商船三井(9104)だ。ただし、海運2社は、決算発表前から株価が下がってきており、株価は業績不振をかなり織り込んでいると考えられる。海運2社は中期的に業績回復局面に入ると予想されるので、株価が下がれば買っていっていいと判断できる。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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