サポートが終了している「Windows XP」、企業の半数がいまだに使用--米調査

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部

2014-08-01 10:55

 新たな調査によると、「Windows XP」は依然として多くの企業に利用されているようだ。

 「TechEd North America 2014」カンファレンスに参加した100以上の企業のうち53%が、いまだにWindows XPを社内で使用していることを認めた。Windows XPをやめられない原因として、29%がアプリケーションの互換性、15%が移行にかかる時間、4%が移行コスト、2%がユーザー教育の必要性を挙げた。このアンケート調査は、ITシステム管理を手がけるAdaptivaが実施した。

 Microsoftは4月、Windows XPのサポートを正式に終了した。消費者にも企業にも、バグ修正やセキュリティパッチなどのアップデートはもう提供されない。

 ただし、企業もリスクを認識していないわけではない。Windows XPをまだ使用している企業のうち、25%はセキュリティに関する懸念を示した。15%はMicrosoftによる延長サポートを利用していると回答した。これは、企業が新しいWindowsに移行するまでの間、Microsoftから重要なアップデートを有料で受けられるというオプションだ。個人消費者には、このオプションは提供されていない。

 Windows XPをやめようとしていると回答した企業のうち、17%は「Windows 8」か、「Windows 7」とWindows 8を併用する環境に移行するとした。

 また80%の企業がMicrosoftの「System Center Configuration Manager(SCCM)」を利用していると回答。SCCMは大企業向けのツールで、新しいOSやソフトウェアの展開を自動化する。これにより、ITスタッフがアップグレードのために各PCのところにいちいち行く必要がなくなる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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