静岡市の田辺信宏市長
さらに、静岡市の田辺信宏市長は、「静岡市民は、東海地震説もあり、地震に対する対策をしてきたが、東日本大震災の様子をみて、その自信が木っ端みじんに崩れた。安心、安全に暮らせる都市の構築に向けて、新たな防災対策が必要と考えている」と切り出した。
その1つが、道路の被害情報をいち早くつかみ、それを広く、迅速に、正確に届けることができる災害時の道路情報システムだという。「大規模な地震でも利用できる強固なシステムであること、市民のだれもが使えるやさしいシステムであること、短時間で情報を収集し、発信できることが条件。これに当てはまるのがGoogle Mapsであった。すべてをグーグルで運用する災害対応システムを全国に先駆けて、いち早くスタートした。このシステムは7月22日から運用を開始している」と語った。
田辺氏は「Google Mapsを活用した防災システムを導入した静岡市とかけて、“お気に入りの服”ととく」とし、そのココロは「一度きてみたら、またきたくなる」だと語り、会場を涌かした。
進行役を務めたグーグル エンタープライズ部門 パートナーセールスヘッドの大須賀利一氏は、「Google Atmosphere Tokyoは、今回で3回目。今回は、5000人以上が事前登録した。2日目は、Googleの最新情報や、最新の製品、サービスを体験し、事例や裏話を聞いてほしい。時代は新たなスタートを切っている。それに向けて提案できる2日目のイベントになる」と語った。