グーグル、「Google Fit SDK」のプレビュー版をリリース

Rachel King (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-08-08 08:00

 Googleは米国時間8月7日、「Google Fit SDK」のプレビュー版を開発者向けにリリースした。Android携帯機器上のフィットネスアプリやセンサによって生成されたアクティビティデータを収集するための初期ツールが提供されたことになる。

 対象機器にはスマートフォンやタブレットに加えて「ウェアラブル」と呼ばれるようになった新しいカテゴリのデバイスが含まれるが、これらに限定されるわけではない。

 健康&フィットネス分野について、Googleは心拍数モニタやコネクテッドスケールなどの例を挙げた。

 今回のプレビュー版SDKは、処理を実行して情報をクラウドと同期するためのセンサ、記録、履歴を中心とする3つのAPIで構成される。

 「Google Fit」チームの製品マネージャーを務めるAngana Ghosh氏はブログ投稿で、「ユーザーの許可を得たうえでユーザーのフィットネス履歴にアクセスできるようになる。これによって、個人的な指導や深い洞察、お勧めのフィットネスといったさらに興味深い機能をアプリの中で提供できる」と述べた。

 開発者らは、「Google Play Services」の新版をダウンロードする必要がある。現在のところ、「Nexus 5」および「Nexus 7」用の「Android L Developer Preview」システムイメージの中に、Android用「Google Fit API」が含まれている。端末上にローカルに保存されたフィットネス履歴には、直ちに対応することができ、クラウドバックエンドへのアクセスは、まもなくサポートされる予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. 運用管理

    データベース管理の課題を一挙に解決!効率化と柔軟性を両立する新しいアプローチとは

  3. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  4. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  5. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]