IBM、新型「SyNAPSE」チップを発表--認知コンピューティングの可能性を広げる

Natalie Gagliordi (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2014年08月08日 11時45分

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 IBMは米国時間8月7日、神経細胞のシナプスのように働く新たな「SyNAPSE」チップを発表した。同社によると、非ノイマン型コンピュータアーキテクチャに基づくこのチップは、クラウド、モバイル、分散センサアプリケーションに新たな可能性をもたらすことになる。チップは郵便切手サイズに、プログラム可能な100万本のニューロンと2億5600万のシナプスを備え、1Wの電力で1秒間に460億回のシナプス動作を行う。

 IBMは現在のCMOSチップでは最大となる54億個のトランジスタを集積し、生物学的な実時間で稼働する際は70mWの電力しか消費しない。IBMは、以前発表したニューロシナプティックコアやオンライン学習を基に、実世界の環境に適応する学習システムの構築を目指している。基本的なアーキテクチャは、将来のメモリ、3D集積、論理設計、センサ技術を活用できるように設計されている。

 IBMのフェローであり、IBM Researchで脳型コンピューティングのチーフサイエンティストを務めるDharendra S. Modha氏は、「システム、ソフトウェア、サービスのエコシステムが発展することにより、今日のノイマン型コンピュータを補完する新世代のITシステムが登場するだろう。こうした脳型コンピュータチップは、手に収まるサイズでWiFiを必要とせず、センサ技術や知的応用技術によってモビリティを変革する可能性がある。長期投資により実現したこの本質的変革は、IBMがコンピュータの歴史の重要な転換期で指導的役割を果たしたことを示している」と述べている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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